この記事には、Catenda Hubを使用するための推奨システム要件に関する情報が含まれています。Catenda Hubはブラウザからアクセスでき、インストールする必要はありません。
この記事では以下のトピックについて説明します:
推奨ハードウェア - 最適化 - プロキシとファイアウォール - ポート
推奨ハードウェア:
(2023年6月)
通常のプロジェクト(LOD 300まで):
プロセッサ | RAM | GPU |
Intel Core i5 または同等 | 8~16 GB | 統合型 / 4GB |
ジオメトリの密度が高いプロジェクト (LOD 400以上):
プロセッサ | RAM | GPU |
Intel Core i7 または同等 | 32GB | 8GB |
最適化:
Catenda Hubは最適化されており、ほとんどのモデルを描画することができますが、パフォーマンスを最大限に引き出したいユーザーもいるでしょう。そこで、Catenda Hubでのワークフローを最適化するために実践できるストラテジーをいくつかご紹介します。
オブジェクト数:
ロードするモデル数を減らせば、当然オブジェクト数が少なくなり、パフォーマンスが向上します。
インクリメンタルレンダリングをオンにすると、回転時にすべてのオブジェクトを読み込む必要がないため、ジオメトリの多いモデルの回転が速くなります。
最後のステップとして、クエリを活用します。モデルの一部を切り離しても、オブジェクトは通常メモリにまだ残っていて、ただ非表示になっているだけです。
クエリを使うと、これらのオブジェクトが完全に取り除かれるので、モデルを操作しやすくなります。すべてのオブジェクトがロードされるわけではないので、クエリでプロパティライブラリは使用できません。
ブラウザ
システム要件:
Catenda Hubは様々なブラウザでご利用いただけます。
Catenda Hubにアクセスするために使用できるブラウザは以下の通りです:
Chrome:
https://support.google.com/chrome/answer/95346?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DDesktop&sjid=11078854815506863678-AP
Firefox:
https://www.mozilla.org/en-US/firefox/114.0.2/system-requirements/
Microsoft Edge:
Windows 11 システム要件:
Opera:
https://www.opera.com/download/requirements
Vivaldi:
ハードウェアアクセラレーション:
ハードウェアアクセラレーションを有効にしてください。
各ブラウザのハードウェアアクセラレーションのオプションは下記をご覧ください:
Chrome:
chrome://settings/?search=ハードウェア アクセラレータ
Firefox:
edge://settings/?search=ハードウェア アクセラレータ
Vivaldi:
https://forum.vivaldi.net/topic/1207/hardware-acceleration
外的要因:
ブラウザの拡張機能や他のプログラムが、Catenda Hubの動作を遅くしていないかご確認ください。
メモリ使用量でのベストブラウザ
Firefox
Chrome
Microsoft Edge
点群
固定ポイントサイズを使用している場合、多くのポイントがロードされたときにfpsが低下する可能性があります。また、システムのメモリバジェットに達すると、ポイントのロードに時間がかかることがあります。カメラに最も近いポイントが最初にロードされるため、特定の場所にポイントをロードしたい場合は、その位置までナビゲートしてから点群をオンにし、そこからポイントをロードし始める方がよいでしょう。
メモリ制限に達してfpsが低下するのを防ぐには、ポイントバジェットを下げて、ロードされるポイントを少なくすることができます。
GPU
統合GPU(オンボードGPU)ではなく、システム専用のGPU(追加されたグラフィックボード)を使用していることを確認してください。
Windows 10では、以下の手順で専用GPU(追加されたグラフィックボード)を使用する設定が可能です。
Windows10の設定を開く
システムをクリック
ディスプレイをクリック
「マルチディスプレイ」下の「グラフィックの設定」をクリック
ドロップダウンメニューから基本指定するアプリを選択:
クラシックアプリ - 従来のWin32デスクトッププログラム
ユニバーサルアプリ - Microsoft Storeから入手可能なアプリ
クラシックアプリを選択した場合、「参照」からアプリを追加するための「.exe」ファイルを探します。ユニバーサルアプリを選択した場合は、アプリを選択する2番目のドロップダウンメニューが表示されます。
アプリをリストから選択
オプションボタンをクリック
グラフィックスの基本設定を「高パフォーマンス」に指定:
システムの規定 - デフォルト設定であり、Windows 10が自動的に使用するGPUを決定。
省電力 - 最も電力を消費しないGPUでアプリを実行。ほとんどの場合、統合GPUを使用。
高パフォーマンス - 最も高性能なGPUでアプリを実行。ほとんどの場合、外付けまたは専用GPUを使用。
保存ボタンをクリック
ネットワーク
ダウンロードとアップロードの比率が1:10またはそれ以上になるように、ネットワークの品質をコントロールしてください。
(これは一例であり、実際の要件ではありません)
プロキシとファイアウォール:
ファイアウォール、プロキシ、またはその他の仲介を介してCatenda Hubにアクセスするユーザーは、アプリケーションが適切に機能するために以下のドメインとポートにアクセスする必要があります。
ドメイン:
(*
はDNSワイルドカード、.
はドメインレベルのセパレーター。以下は正規表現として扱わないでください)
Catendaドメイン:
catenda.com
*.catenda.com
*.*.catenda.com
この新しいドメイン名を使用することをお勧めします。
*.*.*.catenda.com
のようなサブドメインで問題が発生することはないはずですが、万一問題が発生した場合は、catenda.com
からのアクセスをすべて許可する方が簡単かもしれません。
維持されるドメイン
下記ドメインは当面維持する予定ですが、技術文献で触れることはありません。
bimsync.com
*.bimsync.com
*.*.bimsync.com
サービス
Catendaが利用しているサービスのドメイン:
*.google-analytics.com
*.googletagmanager.com
*.intercom.io
*.intercomcdn.com
*.sentry.io
プラグイン
Catenda Hubをプラグインを通してのみ使用するのであれば、ファイアウォールを通して許可する必要があるのは以下のドメインだけです。
プラグイン認証や統合認証
hub.catenda.com
api.catenda.com
bimsync.com
api.bimsync.com
プラグイン
Revit プラグイン
https://revit.plugins.catenda.com
https://revit.plugins.bimsync.com
Archicad プラグイン
https://archicad.plugins.catenda.com
https://archicad.plugins.bimsync.com
Navisworks プラグイン
https://navisworks.plugins.catenda.com
https://navisworks.plugins.bimsync.com
Tekla プラグイン
https://tekla.plugins.catenda.com
https://tekla.plugins.bimsync.com
統合
Solibri BCF Live connector
https://bcf.bimsync.com/
https://opencde.bimsync.com/
ポート:
80番:
このポートは任意ですが、ブラウザでのユーザー体験を最良のものにするために推奨します。
プロトコル:TCP(hub.catenda.comとwww.hub.catenda.comのみ)
80番ポートにリクエストを行おうとするクライアントは、443番ポートに暗号化されたコールを行うようにリダイレクトされます。
443番:
プロトコル:TCP+UDP
このポートではCatenda HubトラフィックはすべてTLS暗号化されます。
UDPは任意ですが、最高のユーザー体験のために推奨されます。互換性のあるブラウザや他のクライアントがHTTP/3(旧QUIC)のようなHTTPプロトコルの進歩を利用できるためです。