複雑なBIMモデルの内部検証や干渉チェックを行う際、壁やスラブに阻まれて目的の場所にアクセスしづらいと感じることはありませんか?Catenda Hubの切断面(クリッピングプレーン)機能を使用すれば、モデルを任意の角度で瞬時に切り取り、隠れた内部構造や意匠・設備の干渉状況を正確に特定・確認できます。
前提条件
対象プロジェクトの3Dモデル閲覧権限が必要です(全ユーザーが標準で利用可能です)。
3Dビューアでの切断面の設定と操作手順
ステップ 1: 切断面を追加する
3Dビューアを開き、モデルを表示します。
切断の基準としたいモデルの表面(壁、床、天井、構造体など)を左クリックして選択します。
選択した面の上で右クリックし、コンテキストメニューから「切断面を追加」を選択します。
選択した面を基準にモデルがカットされ、切断された境界線がハイライト表示されます。
ステップ 2: 切断面の位置を微調整する
調整したい切断面の境界線の内側にマウスカーソルを合わせます。
マウスを左クリックしたまま、前後にドラッグして断面の位置をスライドさせます。
内部の確認したい位置(クロスセクション)に達したら、マウスボタンを離して位置を確定します。
ステップ 3: 複数の切断面を管理・操作する
Catenda Hubでは、最大6つの切断面を同時に配置できます。これにより、特定のエリアをボックス状に切り抜いて検証することが可能です。
切断面の切り替え: ビューアの左下に現在配置されている切断面のリストが表示されます。リストから特定の面を左クリックすると、その面の枠線が緑色に変わり、アクティブ状態(移動可能)になります。
枠線の非表示: キーボードの Shift キーを押すと、配置している切断面の枠線(グリッドライン)自体の表示/非表示を切り替えられます。
ステップ 4: 「上下で断面を表示」機能で特定の階高を即座に孤立させる
手動で複数の面を調整することなく、1つのフロア(ストーリ)だけを抽出して確認したい場合は、以下の手順が最も迅速です。
確認したいフロアに属する垂直方向の要素(柱や内壁・外壁など)を左クリックで選択します。
右クリックし、コンテキストメニューから「上下で切断」を選択します。
これにより、選択したオブジェクトの上下の限界線を基準に2つの水平な切断面が自動生成され、対象フロア以外の上下の階層が非表示になります。
ステップ 5: 切断面を解除・削除する
特定の切断面のみを削除: 左下の切断面のプレビューから削除したい面を選択してし、「削除」をクリック。
すべての切断面を一括削除: 3D空間内のオブジェクトがない場所(背景)を右クリックし、コンテキストメニューから「切断面を解除」を選択します。
💡 プロのヒント: 設備(MEP)調整でのパワフルな活用法
「上下で切断」機能を使用する際は、その階の床から天井までを正確に貫通している構造柱などを選択してください。IFCの空間構造(Spatial Structure)が正しく定義されているモデルであれば、この操作だけで2Dの床伏図や天井伏図のような視点を3D空間内に一瞬で作り出すことができ、配管やダクトのレイアウト検証が劇的にスムーズになります。




